SPECIAL INTERVIEW
特別インタビュー次なる事業を
探すために
エントリー。
しかし、学んだのは、既存の
事業を育て上げることでした。
interview at 2018.1
NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらん
生まれ育った街を元気にしたいと
NPO法人を設立するも、最大の課題は経営だった。
関市出身の私は地元が大好きで、小さい頃から居心地の良さを感じながら育ってきました。大学進学で関市を離れても、地元愛は深まるばかり。ところが、長期休みに実家に帰る度に、かつて馴染みのあった店はシャッターが降りたままとなり、大通りには大手チェーン店が増えていく…。関市に住む大人たちは変わりゆく地域に「仕方ないよね」「こんな街にいてもダメだよ」と諦めムード…。そんな関市の様子を見て、「自分に何かできることはないか」と思い始めるようになりました。
大学では学部の枠を越え、まちゼミやNPO法人のインターンシップに参加してまちづくりについて学び、行政だけでなく民間でも町づくりに直接的に関われることを知った私は、卒業後、中間支援事業を行うNPO法人に勤めながら、27歳でNPO法人を設立。しかし、1年目の給料は6〜7万円で、アルバイトをしながらの生活でした。事業を軌道に乗せるためには経営の勉強をして、次の手を考えなければ…と思い、「東海若手起業塾」にエントリーしました。
考えるだけでなく、ちゃんと行動する。
それが後々の事業展開に大きく繋がった
プレゼンのたびに、厳しく意見され、
ビジョンがより深く掘り下げられた。
NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらん 現在の事業内容
「地域メディア部門」と「中間支援部門」の2つが主な事業。「地域メディア部門」では、市民参加型のフリーマガジン「ぶうめらん」を発行し、地域情報から企業紹介まで、幅広い内容で関市の魅力を伝えている。フリーマガジンと連動したイベントなども行い、関市の魅力を体感できる取り組みにも積極的。さらに関市の市民活動センターからの受託を受けている「中間支援部門」では、地元企業と関市で働きたいと考える人を繋ぎ、同級生のUターンにも貢献しはじめている