一般社団法人Will
脱サラからの起業。
障害者の所得向上のために
動き出した。
大学卒業後、自動車部品を扱う商社に勤めました。 仕事に不満はありませんでしたが、次第に「誰のためにやっているのか」を自問自答するようになり、やり甲斐を見つけられずに退社しました。そんな時、父親の友人で障がい者就労施設「名古屋ライトハウス」を経営する知人から、「仕事を辞めたのなら、福祉とのコラボレーションを考えてみないか」と声をかけられ、初めて障がい者就労施設を見学しました。
そこで知った障がい者の賃金の低さに驚き、「この人たちの給与を上げるために、私にできることはないか」と起業を決意。 同じ頃、東海若手起業塾のOBがテレビ番組で特集されていたのを観て、さらに知り合いにもOBがいたことから、「ここなら自分の夢を叶えられるかもしれない」と期待が高まり、エントリーに迷いはありませんでした。
厳しい指摘を受け、何度もプランを練る私。
支えてくれたのはコーディネーター、
プロボノだった。
本当の強みを知れば、
次にどう動くべきかが明確になる。
一般社団法人Will 現在の事業内容
障がい者の賃金アップをめざし、ビジネスマッチングやオリジナル商品を開発している。主な事業は、障がい者就労施設で製造される「非常食用の缶入りパン」の企画販売や、障がい者就労施設で手作りされた商品を販売する「アンテナショップきらり」の受託運営。「アンテナショップきらり」は店内を明るい雰囲気に改装するなど工夫した結果、2016年には年間12〜13万円だった売上が、2017年上半期ですでに30万円を突破し、さらに伸び続けている。