中間報告会二日目・ブラザー工業の歴史と、各事業の後半戦略発表

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事務局の石川です。
前回、前々回に引き続き、中間報告会について書きます。

二日目は、午前中からのスタートです。
まずは、ブラザーコミュニケーションスペース(通称BCS)の見学から。
BCSは、こんなところ。サイトからはバーチャル見学もできます。

ブラザーさんは今年で創業100周年。
その歴史を(リンク:ブラザーの歴史)、見学することができます。

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まるでカタログ写真のような、見学風景。みなさんモデルっぽいです。
新入社員・高野さんと、講師のお姉様方といった感じ。

強く印象に残ったのは、
「輸入産業を、輸出産業へ」という創業者の言葉。
1908年の創業当時、ミシンは完全な輸入産業であり、
ミシンを製造する機械も、技術も、日本にはなかったそうです。

なんとか、国産のミシンを作りたい。
この想いは、1925年には安井兄弟に継承され、
1932年、ついに国産の家庭用ミシン量産化に成功します。

当時の日本において必要とされていたのは、
家庭で使える、適正な価格で品質のよいミシンであり、
日本の経済発展に寄与する、ものづくりだったのでしょう。
その心意気は、日本ミシン製造(株)という名称にも表れています。

共感を得る事業だけが、評価され、永く続いていく。
100年という長い歴史を可能にしたブラザーのエッセンスが、
at your side. という言葉に凝縮されているのでしょう。

起業家の皆さんも、感じ入るところがあったようです。
また、国産家庭用ミシンの量産化というひとつの
マイルストーンまでに、創業から24年、親子二代
かかっているという部分も、注目すべきポイントでしょう。

さて、ブラザー工業の歴史を学んだあとは、
若原部長によるプレゼンテーション「ブラザーについて」です。
知っているようで、よく知らない、ブラザー工業のビジネス、
経営上の課題や努力といったことについて、レクチャーしていただきました。

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皆、とても熱心に聞いています。
創業時から連綿と続いてきた「理念」をどのように受け継ぎ、
浸透させ、醸成していくか。事業の規模やステージは異なりますが、
それぞれの起業家にとっても、重要な課題です。

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昼ごはんを挟んで、午後はそれぞれの起業家が
事業のブラッシュアップを実施する時間です。
各自、担当コーディネータと話し合いながら後半の戦略を詰めていきます。

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左から石川、コーディネータ・秋元さん、エスパーダ・高野さん。
ブラッシュアップはランチからすでに始まっています。

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三州フルーツ工房チーム、高嶋さん(左)と鈴木さん。
鈴木さんは早朝からの農作業後に急ぎ駆けつけ、ここから参戦です。

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佐藤さんチーム。右から、佐藤さん、川北さん、秋元さん、山内さんです。

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こうじびらチームです。
左から十文字さん、北村さん、コーディネータの木村さん。

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前日にコミュニティとは何か、開眼したブリアンブランチーム。
右から野田シェフ、川北さん、マダム野田さん、眞鍋さんです。

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休憩時間には、野田さんお手製のスイーツでひとやすみ。
味も、もちろんですが、こういったホスピタリティがさすがです。

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最後に、立案した戦略をプレゼンテーション。
後半の指針が、しっかりと腑に落ちたでしょうか。
前半戦の詳細なレビューと後半の行動計画を発表する北村さん。

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水害などの困難にも負けず、順調だった前半の反省を踏まえて、
オフシーズン、来年の営業課題を明確にした鈴木さん。

5名の起業家全員がプレゼンテーションを終えたところで、
川北さんにフィードバックをいただき、中間報告会の全日程が終了しました。

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塾生(起業家)からのお礼のワインを受け取り、急ぎ次の予定地へ赴く川北さん。
お忙しい中、丸二日参加していただき、ありがとうございました!
川北さんは、伝えきれなかった点とまとめを、ブログにもアップしてくださっています。

・東海若手起業塾 合宿でした(川北秀人on人・組織・地球)

さて、全日程終わりましたが、まだまだやり足りない!という起業家さんは、
居残って山内さんと納得いくまでブラッシュアップを繰り返していました。

起業家さんの努力と熱意がカタチになるよう、微力ですが
事務局もスムーズなサポートを心がけようと思います。